歯科衛生士と歯科助手の仕事内容の違いについて
2023年01月16日
歯科医院へ行くと、歯科医師だけでなく歯科衛生士や歯科助手の姿も目にすることがあると思います。
この歯科衛生士と歯科助手は、何がどう違うかご存知でしょうか。
もしかしたら「呼び方が違うだけで同じ」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし実は歯科衛生士と歯科助手では仕事内容が異なります。
歯科衛生士と歯科助手、一体何が違うのでしょうか。
歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士は国家資格の一つで、「歯科診療補助」「歯科予防処置」「歯科保健指導」の3つの業務を行っています。
「歯科診療補助」は歯科医師の診療をサポートする仕事で、診療中に器具を渡すといったことだけでなく、事前に患者さんの口内を確認したり、歯型をとったりすることなども、歯科診療補助に含まれます。
場合によっては歯科医師の指示のもとで歯科衛生士が治療を行うこともありますね。
「歯科予防処置」は虫歯や歯周病予防のための様々な処置を行うもので、専用の器具を使って歯垢や歯石を除去したり、薬剤を塗布するなどしています。
「歯科保健指導」は歯の磨き方や食事の取り方など、それぞれの患者さんに合わせて適切な口腔ケアの方法を指導するものです。
これらの業務はどれも口腔ケアに関する専門的な知識を必要とするものですので、歯科衛生士は国家資格となっているのです。
歯科助手の仕事内容
次に歯科助手ですが、歯科衛生士が国家資格であるのに対し、歯科助手は資格を必要としません。
民間資格はありますが、資格がなくとも歯科助手として働くことはできますので、資格を持っている歯科助手もいればそうでない歯科助手もいるという状況ですね。
そのため歯科衛生士のような患者さんの口内における処置といった医療行為は、歯科助手では行えません。
歯科助手は受付で患者さんや電話に対応したり、カルテの整理や会計業務、院内の清掃などを行っています。
診療に使う備品や材料を発注したり、医療行為にならない範囲であれば器具の準備や受け渡しなども行います。
違いを知って自分に合った働き方を見つけましょう!
高い専門性を必要とするため国家資格となっている歯科衛生士と、資格が必須ではない歯科助手とでは、できる業務が大幅に異なります。
医療行為にはあまり興味がないというのであれば、歯科助手としてなら問題なく働けますし、無理に歯科衛生士の資格を取る必要はないでしょう。
ただ歯科助手は歯科衛生士の仕事ができないのに対し、歯科衛生士は歯科助手の仕事ができるわけですから、歯科衛生士の資格をもっていた方が働き方の幅は広がると言えます。
歯科助手として働く中で歯科衛生士の資格取得を意識するようになることも十分に考えられるでしょう。
歯科衛生士の国家資格は、専門学校などの養成校で3年以上学び、国家試験に合格することで取得できます。
養成校の中には夜間部を設けている学校もありますので、日中は歯科助手として働き続けながら、夜間部で歯科衛生士を目指して学ぶということも可能です。
歯科衛生士の資格を取るにしても取らないにしても、自分に合った働き方を探したいですね。
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