通信教育では歯科衛生士になれません!
2020年10月28日
国家資格である歯科衛生士は、女性に人気の仕事のひとつです。
その歯科衛生士に興味をお持ちの方は、どうすれば歯科衛生士になれるかご存知でしょうか?
最近は通信教育でさまざまな資格を取得することができるとともに、家にいながらスキルアップができるなど、便利な仕組みが整っていますよね。
そのため、歯科衛生士の資格を取得したいと考えている人の中には「通信教育で歯科衛生士になれると思っていた!」という方もいるようです。
しかし、歯科衛生士の資格は通信教育で取得することができません…。
歯科衛生士の資格がなぜ通信教育で取得できないのか、歯科衛生士になるためにはどうすれば良いのかを知っておかなければ、適切な進路を選べなくなってしまいます。
そこで今回は、通信教育で歯科衛生士になれない理由や、歯科衛生士の資格を取得する方法、歯科衛生士の主な就職先や仕事内容について詳しく説明します。
通信教育で歯科衛生士になれない理由
通信教育で歯科衛生士になれない理由は、歯科衛生士が定められた教育機関で一定のカリキュラムを受講しなければ資格取得試験の受験が認められていないからです。
歯科医院や病院などには、歯科衛生士と似ている職種名である「歯科助手」が働いています。
歯科助手は通信教育で資格を取得することができますが、歯科助手では歯科衛生士に比べるとできる業務が限られているという違いがあるのです。
歯科衛生士は、歯垢や歯石を取ったり、歯科医師のサポートを行ったり、歯を健康に保つための指導ができるなど、治療に関わることができます。
しかし、歯科助手には治療行為が認められていないため、歯科衛生士と比べると業務の幅が制限されてしまうのです。
もし、「歯科医療の現場で活躍したい!」と考えているのであれば、より活躍の幅が広がる歯科衛生士を目指すのがおすすめ。
なぜ通信教育で歯科衛生士の資格が取得できないのか、どうすれば歯科衛生士の資格を取得できるのかをしっかり理解して、正しい方法で資格取得できるようにしておきましょう。
歯科衛生士になるためには
歯科衛生士の国家試験を受験するためには、文部科学省や厚生労働省が定める歯科衛生士養成機関で3年以上修業することが条件になっています。
そのため、指定された学校を卒業したからといって、歯科衛生士の資格が与えられるわけではないということを知っておきましょう。
国家試験には専門性の高い問題が多く出題されるので、しっかりと対策をしておかなければ合格することができません。
教育機関ごとに国家試験の合格率が異なるので、入学する学校を決める際は、学校の雰囲気やカリキュラム以外に国家試験の合格率についても確認しておきましょう。
歯科衛生士の主な就職先と仕事内容について
歯科衛生士の国家試験に合格して晴れて歯科衛生士の資格を取得したら、学生たちはそれぞれの就職先で働くようになります。
歯科衛生士の主な就職先は、歯科クリニックや病院にある歯科口腔外科となっています。
ですが、保健所や介護施設、歯科専門の機材メーカーや歯科材料メーカーといった就職先を選ぶ人もいます。
歯科衛生士としてどのように活躍したいのかによって、選ぶ道が異なるのが特徴です。
歯科衛生士として働き始めると、主に3つの業務を行うことになります。
1つ目は歯科診療補助で、歯科医の診療の補助や、歯科医師の指示にもとづいた医療行為を行うこと。
2つ目は歯科予防処置で、虫歯や歯周病を予防するためのクリーニングやフッ素を塗ったりします。
3つ目は歯科保健指導で、患者さんや地域住民に対してブラッシング指導や食生活、生活習慣指導などを行います。
もちろん就職先によって与えられる仕事は異なりますが、基本的には上記の業務を行うことで、患者さんや地域住民の口腔衛生を保つという役割を担っています。
通信教育で歯科衛生士の資格を取得できない理由や、歯科衛生士の資格取得方法を理解していただけたでしょうか?
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