チョコレートを食べたほうが虫歯になりにくい!?
「甘いものを食べると虫歯になる」そんな風に言われた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに甘いものは虫歯になる原因の一つです。
しかし甘いものを食べると必ず虫歯になるというわけではありませんし、実は「チョコレートを食べたほうが虫歯になりにくい」という説もあるのです。
虫歯になってしまう原因
そもそもなぜ虫歯になってしまうのでしょうか。
虫歯には「細菌」「歯の質」「糖質」の3つが大きく関わっています。
歯はカルシウムやリンといった成分でできていますが、ミュータンス菌という細菌が歯垢として歯に付くと、糖質から作られた酸によって歯が溶けてしまうのです。
歯の表面が溶けて艶がなくなるなどした状態が初期の虫歯で、この段階では痛みなどはなく、きちんとセルフケアを行えば歯は再石灰化して修復されます。
しかし虫歯が進行して歯の表面に穴が開いたり、歯の内部にまで広がってしまうと、歯科医院での治療が必要です。
歯を溶かす酸のもとになる糖質の中でも、特に虫歯に繋がりやすいのが砂糖ですね。
また歯の質の違いによって虫歯になりにくい人・なりやすい人がいますし、特にお子さんの場合しっかりとした永久歯が生え揃うまでは念入りにケアを行わなければなりません。
カカオ・ポリフェノールの効用
上記の通り、砂糖などの糖質から作られた酸によって歯が溶かされて虫歯になるわけですから、やはり「甘いものは良くない」と思ってしまいますよね。
しかしここで注目したいのがカカオ・ポリフェノールです。
チョコレートに含まれるカカオ・ポリフェノールには虫歯を引き起こすミュータンス菌に対する抗菌作用や、歯周病菌を殺菌する効果があると言われています。
また歯垢を付着しにくくする効果、口内の浄化作用、口臭予防なども期待できます☆
カカオ・ポリフェノールはカカオの含有量に比例して多くなりますので、ミルクチョコレートよりもビターチョコレート、さらには高カカオチョコレートの方がカカオ・ポリフェノールを多く摂取できるということになります。
カカオの含有量が多いとその分チョコレートに含まれる砂糖の量は少なくなりますから、虫歯の原因となる糖質の摂取量を抑えつつ、虫歯予防効果のあるカカオ・ポリフェノールを摂取できます!
このような理由から「チョコレートを食べたほうが虫歯になりにくい」と言われているのです。
キシリトールの効用
歯に良い成分と言うとキシリトールもよく知られていますよね。
キシリトールはミュータンス菌の活動を抑制して酸を作らせないようにしてくれます。
またカルシウムと結合することで、溶けた歯を修復する再石灰化を促すという効果もあります。
ただカカオ・ポリフェノールもキシリトールも歯に良い成分であるとは言っても、これらを摂取していれば絶対に虫歯にならないというわけではありません。
チョコレートに含まれる糖質は虫歯の原因になりますし、キシリトール入りのガムを噛んでいるだけでは歯垢は取り除けません。
歯磨きなどの日常的なセルフケアをしっかりと行うと共に、歯科医院で定期検診を受けるようにしましょう。
そんな歯科医院で歯科医師とともに重要な存在となっているのが歯科衛生士です。
歯科衛生士は口腔ケアの専門家としての国家資格であり、歯科医師の診療をサポートするだけでなく、専用の器具を使っての歯垢や歯石の除去、歯の磨き方の指導なども行っています。
歯科衛生士になるにはまず歯科衛生士の養成校で3年以上学ぶ必要があり、大阪の梅田にあるなにわ歯科衛生専門学校も歯科衛生士の養成校の一つです。
歯科衛生士に必要な知識を確実に身に付けられるだけでなく、最新の機器を使った実践的な実習を積み重ねることで、現場で即戦力になれる技術も鍛えられます。
ダブルライセンス制度も取り入れており、介護や歯科医療事務の資格取得も目指せますので、歯科衛生士としての活躍の場も広がりますよ。
アメリカのロサンゼルスでの海外研修では、最新の歯科医療を体験できます。
夜間部も設けており、働きながら歯科衛生士を目指して学ぶことも可能です。
定期的に開催しているオープンキャンパスではスケーリングや歯磨き指導などといった歯科衛生士の仕事を実際に体験できますので、ぜひお気軽にご参加ください。
歯科衛生士を目指すなら、なにわ歯科衛生専門学校をおすすめします。