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歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手の違い

2020年06月24日

患者さまの口の中を健康的な状態に保ってもらうために、歯科の領域ではさまざまな職種の人たちが関わっています。

歯科領域で活躍する代表的な職種として、歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手があります。

それぞれの職種の仕事内容や役割について、皆さんは違いがわかりますか?

これらの違いを知らないという人は意外と多いため、今回は、歯科医療の現場で活躍する歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手の違いについてご紹介します。

歯科衛生士のお仕事とは

国家資格である歯科衛生士のお仕事は、地域で暮らす人たちが虫歯や歯周病にならないように、さまざまな観点からアプローチするお仕事です。

具体的な仕事内容は、3つに分かれており、歯科予防処置と歯科診療補助、歯科保健指導があります。

これらの言葉だけでは、どのような仕事をしているのかイメージしづらいと思うので、1つずつ詳しく見ていきましょう。

歯科予防処置は、その名前の通り歯科に関する病気を予防することです。

歯科の病気では虫歯と歯周病がほとんどになっています。

虫歯に対しては、フッ素を塗布したりシーラントで歯の溝を埋めたりすることで、虫歯を予防し、歯周病に対しては、歯石や歯垢、ヤニなどの歯や歯茎の周りについた汚れを除去していきます。

次に、歯科診療補助です。歯科診療補助は、歯科医の指示に基づいて診療行為を補助するお仕事になります。

口の中の清掃状態や歯茎の状態を検査したり、歯に充填物を詰めて磨いたりするといった、医療行為の一部を歯科医に代わって行うのです。

そして、歯科保健指導では、患者さんの口の中を良い状態に保つために、歯磨き指導や禁煙指導、栄養指導などを行います。

歯科医院での保健指導だけでなく、保育園や小学校、保健所などに足を運んで歯磨き教室や歯周病予防教室を開催したり、介護施設などを訪問して口腔ケア指導などを行ったりもするのです。

このように、歯科衛生士の仕事はたくさんありますが、どれも人々の口の中の状態を健康に保つために、不可欠なお仕事だと言えます。

歯科技工士のお仕事とは

歯科衛生士と同じく、歯科技工士も国家資格が必要なお仕事です。

同じ歯科医療を支える大切なお仕事ですが、その業務内容は大きく違います。

歯科衛生士は口の中の健康を守る仕事ですが、歯科技工士は歯科医師の指示のもとに、入れ歯や差し歯などの義歯の製作や加工を行います。

歯並びを整えるための矯正装置の製作や修理なども行うなど、歯科医療界の技術屋が歯科技工士なのです!
歯科助手のお仕事とは
歯科助手のお仕事は、大きく分けて以下の3つがあります。

・受付業務
・アシスタント業務
・レセプト作成業務

受付業務では、受診に来た患者さまに対して、保険証や診察券を確認したり、問診票の記入を依頼したりします。診察が終了したら会計手続きも行います。

アシスタント業務は、歯科医師や歯科衛生士の仕事を補助するお仕事です。

患者さまの治療がスムーズに進むように、必要な機械や器具を用意したり、使い終わった器具を片付けたりします。

レセプト作成業務は、患者負担以外の治療費を保険者に請求するために、書類を作成するお仕事です。

提供した医療に対して、適切に点数を計算して書類に反映させなければならないため、正確な仕事が求められます。

歯科衛生士・歯科技工士・歯科助手の比較

歯科衛生士と歯科助手を混同して考える人は多いですが、歯科助手は患者さまのお口に触ることができないのが大きな違いです。

それに加えて、資格持つ必要があるかどうかという点も、それぞれの違いになります。

歯科衛生士や歯科技工士は国家資格の取得が必要ですが、歯科助手は特に資格は必要ありません。

また、歯科衛生士・歯科助手は女性の職場ですが、歯科技工士は男性が多いところも違う点ですね。

それぞれの職種で違いはありますが、どの職業も歯科医療を支える重要な仕事になります。

特に女性におすすめなのが、歯科衛生士です。

国家資格である歯科衛生士は、結婚後や出産後でも復帰しやすいため、生涯通して働けます。

将来のことも考えて、なにわ歯科衛生専門学校で、歯科衛生士の道を目指しませんか?

私たちが皆さんの夢を叶えるためにサポートいたします。

まずは、学校見学会で、歯科衛生士の仕事・なにわ歯科衛生専門学校のことを知って下さいね!

皆さんにお会いできるのをお待ちしています。

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