歯科医療事務管理士とは
2020年06月22日こんにちは。
なにわ歯科衛生専門学校のブログへようこそ!
みなさんは、
「医療事務ってどんな仕事内容なんだろう?」
「歯科医療事務の資格について詳しく知りたい」
といったように、歯科衛生士をに加えて取得できる資格について、疑問に思ったことはありませんか?
歯科衛生専門学校に通いながら、取得できる資格がいくつかあることは知っているかもしれません。
しかし、それらの資格が、どのように活かせるのか分からない、という人は多いです。
資格ごとの仕事内容や、資格取得試験の内容について知っておけば、将来のキャリアについて具体的に考えられるようになりますよ!
そこで今回は、医療事務や歯科医療事務管理士の資格について、詳しく説明します。
医療事務とは
医療事務は資格が必要だと思われがちですが、実は無資格でも働ける職種になります。
仕事を続けていく中で、医療事務技能審査試験や医療事務管理士といった資格に挑戦することで、医療事務としてキャリアアップしていくという流れになっているのです。
医療事務として働く人は、病院やクリニックといった、地域のさまざまな医療機関で働くようになります。
そこでは、受診に来た患者さんの応対を始めとして、実際に提供した医療の診療報酬を計算して、会計を行ったり、保険者に診療報酬を請求したりする業務などを行います。
どの職場でも、お金を取り扱う大切な仕事を任せられるので、正確でスピーディな処理が求められます。
その一方で、病気について不安を抱えている患者さんに、落ち着いた気分で過ごしてもらえるような応対能力も必要です。
医療事務の仕事は、全国各地で募集されているため、地元から離れて学校に通っているという人でも、安心して就職先を探すことができます。
また、勤務形態も多種多様で、「午前だけ働きたい」という人や、「週に3日だけ働きたい」という要望に沿った働き方をしやすいのが魅力です。
将来のライフプランによっては、家庭や育児を大切にしたいという人もいるかもしれません。
医療事務は、そんなニーズのある人でも、働きやすい環境が整った職場が多くなっているため、長く安心して働き続けられるでしょう。
歯科 医療事務管理士とは
歯科医療事務管理士は、歯科における医療事務の仕事です。
基本的には、他の医療機関と同じように、来院した患者さんの受付や予約管理、電話対応や会計業務、診療報酬の請求といった仕事がメインになります。
ただし、医療保険制度を理解した上で、歯科診療報酬を的確に計算していかなければならないため、歯科に特化した知識や能力が求められるようになっているのです。
日本では、毎年歯科医院が増えてきており、全体の医療機関の中でも4割程度が歯科医院fであるとも言われています。
そのため、全国各地で、歯科に特化した医療事務が求められており、歯科医療事務管理士は、社会からのニーズの高い資格だと言えるのです。
歯科医療事務管理士は通信学習で取得されている方もいますが、なにわ歯科衛生専門学校では、歯科衛生士の資格と一緒に取得を目指すことができます。
歯科 医療事務管理士の試験の合格率は?
歯科医療事務管理士の気になる合格率は、70%程度となっています。
歯科衛生士国家試験の合格率が90%を超えていることを考えると、やや低いように思えるかもしれません。
しかし、医療事務が取得できる他の資格である、医療秘書技能検定試験の合格率を見てみると、なんと25%程度となっています!
そのため、歯科医療事務管理士は、医療事務が取得できる他の資格の中では、合格率が高い方だと言えるのです。
また、確実に歯科医療事務管理士の資格を取っておくためには、事前にしっかりと対策を取っておきましょう。
医科医療事務管理士の技能認定試験は、2ヵ月ごとに開催されています。
具体的な試験内容は、マークシート形式の筆記試験10問と、実技試験3問です。
マークシート形式の筆記試験の内容は、以下の3つの分野から出題されるようになっています。
・法規:医療保険制度や公費負担医療制度等についての知識が問われる
・保険請求事務:歯科診療報酬点数の算定・歯科 診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識が問われる
・医学一般:生理機能・傷病等についての知識が問われる
そして、実技試験は、レセプト点検問題が1問と、レセプト作成が入院と外来でそれぞれ1問ずつの、合計3問の出題となっています。
受験資格や年齢制限はありませんが、より合格しやすくなるためにも、ある程度の実務経験があった方が良いでしょう。
歯科医療事務管理士は、出題範囲が幅広く覚える内容が多いです。
しかし、時期に余裕を持って勉強を進めておくことで、気持ちを落ち着けて試験に臨めるようになりますよ!
なにわ歯科衛生専門学校では、夢の歯科衛生士に加えて、歯科医療の現場で活躍できる歯科医療事務管理士の資格を取得することができます。
歯科衛生士として、幅広い分野で活躍できるように、皆さんの夢を応援しております。