歯科衛生士から介護・福祉分野で活躍するケアマネージャー(介護支援専門員)へ
2021年11月25日
歯科衛生士は歯科医師の診療のサポートや虫歯予防処置、歯磨きなどのセルフケアの方法の指導などといった仕事を行っています。
歯科衛生士は歯科医院で働くものとお思いの方も多いでしょうし、実際歯科衛生士の多くが歯科医院で働いています。
しかし歯科医院以外にも歯科衛生士の働く場はあり、介護・福祉分野もその一つです。
また歯科衛生士の資格があれば、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格取得も目指せますので、将来の活躍の場も広がりますよ。
歯科衛生士が資格取得するには条件があります
ただ歯科衛生士の資格があればすぐにケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得できるのかというと、そうではありません。
歯科衛生士の資格を活かしてケアマネージャーの資格取得を目指す場合、歯科衛生士としての5年以上(900日以上)の実務経験が必要です。
歯科衛生士以外にも医師や看護師、理学療法士、介護福祉士などの医療や保健、福祉に関する国家資格を持ち、その実務経験が5年以上(900日以上)であればケアマネージャーの資格試験を受けられます。
また上記のような資格を持っていなくても、生活相談員や支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員として介護福祉施設などでの5年以上(900日以上)の実務経験があれば、同じくケアマネージャーの資格試験が受けられるようになります。
そして受験条件に当てはまり資格試験に合格した場合でも、すぐにケアマネージャーになれるわけではなく、87時間を超える研修を受けなければなりません。
さらにケアマネージャーの資格には有効期限も設けられており、5年ごとの更新の際には研修が行われます。
ケアマネージャーとは?
では歯科衛生士の資格を活かして取得を目指せるケアマネージャー(介護支援専門員)とは、一体どんな資格なのでしょうか。
ケアマネージャーは要介護認定の調査や申請代行を行ったり、ケアプランとも呼ばれる介護サービス計画を作ったりしています。
介護利用者やその家族をサポートし、サービス事業者や自治体などの間を取り持つのがケアマネージャーの仕事です。
在宅介護を希望する人をサポートしていれば居宅ケアマネージャー、介護福祉施設で入居者のサポートをしていれば施設ケアマネージャーと、大きく2つに分けられます。
またケアマネージャーとして5年以上の実務経験を積むなどすれば、主任ケアマネージャーの資格取得も目指せるようになります。
スキルアップで歯科医院以外での活躍分野を広げることが可能です!
歯科衛生士としての資格を活かして働く場合でも、歯科医院だけでなく介護福祉施設や総合病院、保健所、歯科医療機器メーカー、歯科衛生士の養成校など、歯科衛生士には多くの活躍の場があります。
また小児歯科やホワイトニングなど、特定の分野における高度なスキルを持つ歯科衛生士であれば、認定歯科衛生士を目指せます。
さらに今回ご紹介したケアマネージャーのように、新たな資格を取得することでも活躍の場は広がります。
そのためにはまずは歯科衛生士の国家資格の取得ですね。
歯科衛生士の国家試験を受けるには、歯科衛生士の養成校での3年以上の学習が義務付けられています。
JR大阪駅や各線梅田駅から徒歩8分の場所にあるなにわ歯科衛生専門学校も、歯科衛生士の養成校の一つです。
学生同士ペアになり歯科衛生士役と患者役を交互に務めながら行う実習など、実践的な実習を数多く積み重ね、さらに臨床実習も豊富に行うことで現場で即戦力となれる知識や技術が確実に身に付きます。
介護や歯科医療事務の資格取得を目指すダブルライセンス制度や、最新の歯科医療を体験できる海外研修なども取り入れていますし、国家試験対策や就職サポートも手厚く行っています。
夜間部も設けていますので、働きながら歯科衛生士を目指すことも可能です。
実習を体験出来るオープンキャンパスも定期的に開催しているだけでなく、個別見学も対応しています。
歯科衛生士を目指すなら、なにわ歯科衛生専門学校で一緒に頑張りましょう。