歯科衛生士と歯科助手はどう違うの?
2020年06月28日「歯科で働いている人たちは、どのような資格を持っているのだろう?」
「歯科衛生士と歯科助手は、どんな違いがあるの?」
このように、歯科で働いている人たちの資格や、歯科衛生士と歯科助手の違いについて、疑問に思ったことはありませんか?
歯科医療に関する仕事にどんなものがあるのか考えた時に、歯科衛生士と歯科助手を思い浮かべる人は多いと思います。
中には、これらの職業を混同して考えてしまう人も少なくありません。
歯科で働いている人たちが持っている資格や、職種ごとの違いについて知っておけば、それぞれの仕事内容や果たしている役割を考えながら、歯科衛生士や歯科助手に接することができますよ!
今回は、そんな歯科衛生士と歯科助手の違いについてお話ししたいと思います。
まずは、それぞれのお仕事についてご紹介していきます。
歯科衛生士のお仕事とは
国家資格である歯科衛生士は、医療技術職であり、口腔ケアの専門知識を持ったプロフェッショナルです。具体的な仕事内容は、大きく分けて以下の3つがあります。
・歯科予防処置
・歯科診療補助
・歯科保健指導
歯科予防処置では、患者さまの歯垢や歯石を除去したり、専門的な機械や器具を使って歯石除去やフッ素塗布を行ったりして、歯周病や虫歯を予防していきます。
歯科診療補助は、治療に必要な機械や器具の管理、義歯・矯正装置などに使われる材料の準備や片付け、歯科医師の指示のもとで、薬や器具の受け渡しをする仕事です。
歯科保健指導は、歯磨き指導や食生活指導など、幅広い年代の患者さまに合わせた、専門的な指導を行います。場合によっては、地域の幼稚園や小学校、介護施設などへ直接出向いて指導を行うこともあります。
歯科衛生士の勤務先は、歯科医院をはじめ、福祉施設や保健センターなどがあり、地域の幅広い施設で求められている職種です。
また、最近では訪問歯科を行っているところもあり、診療場所を限定することなく活躍しています。
歯科助手のお仕事とは
民間資格である歯科助手は、受付・事務・雑務から、歯科診療に必要な器具のセッティングなど、歯科医師のアシスタントも行います。
ただし、患者さんの口に触れるなどの医療行為を行うことはできません。
主な勤務先は歯科医院となっており、歯科衛生士と比べると選べる勤務先の種類は少なくなります。
歯科衛生士と歯科助手の違い
さて、皆さんは歯科衛生士と歯科助手の違いにお気づきでしょうか?
歯科衛生士と歯科助手の違い、それは資格です!
歯科助手は民間資格ですが、歯科衛生士は国家資格になります。
資格の違いは業務内容にも現れているのです。
歯科助手は直接医療行為を行えませんが、歯科衛生士は患者さんの口に触れたり、指導ができたりするなど歯科医療業務を行うことができます。
また、歯科助手と歯科衛生士の間で、待遇や給与面も変わってしまうのも、これらの職種の大きな違いとなっています。
さらに、歯科衛生士はキャリアアップを目指すこともできます。
将来は、インプラント専門歯科衛生士や、日本歯科審美学会ホワイトニングコーディネーターなどの資格を取得して、あなた独自の専門分野を持つこともできます。
それに加えて、5年以上の実務経験を積めば、ケアマネージャー受験資格を得て、福祉・介護の世界でも活躍が目指せるなど、歯科衛生士になった後も活躍の幅を広げることが可能です。
個人の持つ能力の専門性や、独自性が求められる時代へと変化していく中で、歯科衛生士の資格を取得していれば、オリジナリティのあるキャリアを歩めるようになりますよ!
なにわ歯科衛生専門学校では、歯科助手よりもさらに活躍できる歯科衛生士資格取得を、万全のバックアップ体制でサポートしております。
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