歯科衛生士になるためには?
2021年08月19日
主に歯科医院で歯科医師のサポートなどを行っている歯科衛生士は、多くの女性が憧れる職種の一つです。
「歯科検診や虫歯の治療などで関わったことがある」という方も多いと思いますが、実際に歯科衛生士として働くためにはどうすれば良いのでしょうか?
将来の進路を決めるため、新たな能力を身につけて再就職をするためには、歯科衛生士がどのような職業なのかを知ったうえで、計画的に行動することが大切です。
そこで今回は、歯科衛生士の仕事内容や、歯科衛生士になるために必要なことについてお話ししたいと思います。
歯科衛生士のお仕事
そもそも歯科衛生士は、どのような仕事をしている職業なのでしょうか?
歯科衛生士の仕事には、「三大業務」という3つの仕事があり、次の業務が含まれています。
・歯科予防処置
・歯科診療補助
・歯科保健指導
歯科予防処置は、患者さんが虫歯や歯周病になるのを防ぐために、口の中に薬を塗ったり歯石や歯垢を取ったりする業務です。
歯のクリーニングをする際に、この処置を受けた経験がある方は多いでしょう。
このように、患者さんの口に直接触れる業務は歯科衛生士の資格がなければできないので、同じ歯科医院で働いている歯科助手が実施することはできません。
資格によってできることとできないことが大きく変わるので、あらかじめ知っておく必要があります。
次に、歯科診療補助は、歯科医師の診療や治療をサポートする仕事です。
この業務は、歯科医師が治療で使う機材を歯科衛生士が渡したり、これらの器具を洗浄・滅菌したりする仕事で、歯科医師の指示によっては検査や治療に直接携わるケースもあります。
患者さんの治療を安全・安心なものにするには、歯科医師との綿密なコミュニケーションが求められるため、歯科衛生士の人間性が大切になる部分だと言えます。
そして、歯科保健指導は、歯科医院だけでなく、老人施設や学校といった場所に足を運び、ブラッシング指導や栄養指導などをおこなう業務です。
口の中を健康に保つには、日々の暮らしの中で虫歯や歯周病を予防することが大切です。
そのための知識や技術を身につけてもらうには、歯科衛生士の専門的な指導が不可欠だと言えるでしょう。
歯科衛生士の資格取得方法
専門性の高い知識や技術が求められる歯科衛生士ですが、歯科衛生士として働くには資格が必要です。
歯科衛生士は国家資格ですので、歯科衛生士の国家試験に合格して資格を取得しなければなりません。
とはいえ、歯科衛生士の国家試験は誰でも受けられるわけではなく、国家試験を受けるためには、まずは歯科衛生士の養成校に通う必要があります。
養成校には、専門学校や短大・大学などがあり、そこで3年以上学んで歯科衛生士に必要な知識や技術を身につけて卒業すれば、ようやく国家試験を受けられます。
年1回行われる国家試験は、マークシートの筆記試験のみで、実技はありません。
合格率は例年9割を超えていますので、養成校できちんと学習に取り組んでいれば合格は決して難しくはないでしょう!
また、資格以外の部分では、日々多くの患者さんと接したり、歯科医師や他の歯科衛生士と協力して診療を行うことから、コミュニケーション能力も必要になります。
医療の仕事ですから、清潔感のある身だしなみも求められますし、細かな処置を行うことを考えると、手先もある程度器用であった方が良いでしょう。
ただ、これらは資格とは異なり、心構えで十分に対応できるものです。
養成校での学生生活の間に、この心構えの部分も身につけておくようにすると良いですね!
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