歯科衛生士として求められる資質
2021年10月08日
「こんな性格の人はこの仕事が向いている」「こういう人はこの仕事にはあまり向いていないかも」というような、大まかな向き・不向きの傾向はどんな仕事にもありますよね。
では歯科衛生士の場合はどうなのでしょうか。
歯科医師のサポートや、専用の器具や薬物を使っての虫歯予防処置、歯の磨き方などの口腔ケアの指導を行っている歯科衛生士。
歯科衛生士には何が求められ、どんな人が向いているのか、詳しく見ていきましょう。
歯科衛生士に向いている人の特徴
歯科衛生士に向いていると言えるのは、まずは「人とのコミュニケーションが苦でなく、誰かと協力するのが好き」というタイプですね。
歯科医師をサポートするといっても、単に診療器具を準備したりするだけではありません。
診療をスムーズに進められるよう、歯科衛生士はあらかじめ患者さんの状態を確認して歯科医師に伝える必要があります。
また患者さんが不安を抱いたままでは治療も上手くいきませんから、治療方針や内容を患者さんに分かりやすく説明し安心してもらうことも重要です。
歯科衛生士は患者さんと歯科医師の間を上手く橋渡しできるよう、双方としっかりコミュニケーションを取っていかなくてはならないのです。
そして歯科医療は歯科医師や歯科技工士などと協力して行うものであることから、人とコミュニケーションを取るのが好きであり、なおかつチームで協力して何かを成し遂げたい方に向いている仕事と言えるでしょう。
その上で人の役に立ちたいという気持ちや、思いやりの心も必要です。
さらに歯科衛生士は専用の器具を使って歯垢や歯石を取り除いたり、薬物を塗布するといった処置も行います。
全ての歯を処置するとなると時間もかかりますので、細かな作業が好きで根気強く続けられるかどうかという点も歯科衛生士には重要になってくるでしょうね。
口内での処置といった医療行為においては、爪を短く整えるなど清潔感ある身だしなみを心がけられることも求められますので、そこも日頃からきちんと意識できなければならないでしょう。
歯科衛生士は国家資格が必要です!
歯科衛生士に向いている人の特徴にはこのようなものがありますが、この特徴に当てはまってもすぐに歯科衛生士として働けるわけではありません。
歯科衛生士は様々な医療行為を行う口腔ケアの専門家であり、専門的な知識や技術が必要なことから国家資格とされています。
歯科衛生士の国家試験も誰でも受けられるものではなく、歯科衛生士の養成校で3年以上学び卒業していることが受験の必須条件となっています。
つまり独学で歯科衛生士になるという道はないのです。
歯科医院では歯科助手も歯科医師をサポートするという形で働いていますが、国家資格を持ち医療行為を行うことができる歯科衛生士に対し、国家資格を持たない歯科助手は医療行為を行えません。
受付や院内の掃除、器具の準備などが歯科助手の仕事となります。
歯科衛生士の国家資格を持っていれば、専門性の高い仕事を行えるようになるということですね。
そのため歯科衛生士にステップアップすべく、歯科助手として働きながら夜間部のある養成校で学び、国家資格取得を目指すというケースも珍しくありません。
歯科医院に必要な歯科衛生士を目指しましょう!
歯科衛生士になるために必ず通わなければならない養成校には、専門学校や大学、短大などがあります。
近畿圏内にお住まいでしたら、大阪駅、梅田駅、東梅田駅から歩いておよそ8分、阪急中津駅からなら2分の場所にあるなにわ歯科衛生専門学校がおすすめです。
本校では実習用のマネキンなど充実した設備を使って実践的な実習を数多く経験できますし、臨床実習も豊富に行っています。
模擬試験や総合演習で国家試験対策も万全ですし、担任制によるきめ細やかな学生指導、充実した就職サポートで安心して学ぶことができます。
海外研修では最先端の歯科医療を体験できる他、ダブルライセンス制度で介護の資格取得も目指せます。
夜間部も設けており、働きながら歯科衛生士を目指すことも可能です。
歯科衛生士にご興味がありましたら、まずはオープンキャンパスに参加してみませんか?
皆様のお越しをお待ちしております。