患者さんとの距離を縮める歯科衛生士のコミュニケーション
2022年01月21日
歯科衛生士の主な仕事は歯科医師の診療のサポート、専用の器具や薬品を使った虫歯予防処置、それぞれの患者さんに合った歯の磨き方などの指導です。
自身が行う処置のために患者さんと直接やりとりする場面が多いだけでなく、患者さんの話を聞いて歯科医師に伝えたり、歯科医師が行う診療について患者さんに詳しく説明したりもします。
患者さんが診療を受ける中で接する時間が最も長いのが歯科衛生士と言っても良いでしょう。
そのため診療をスムーズに進めるには、歯科衛生士と患者さんとのコミュニケーションが重要になってくるのです。
コミュニケーションに大切な4つのポイント
歯科衛生士が患者さんとコミュニケーションを取る中で欠かせないのは「しっかりと聞く」ことですね。
コミュニケーションをとるというと「しっかり話さなければ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実は重要なのは「相手に無理なくスムーズに話してもらう」ことなのです。
歯科衛生士と患者さんという関係性であれば、患者さんの状況を正確に把握するためにも「患者さんに話してもらう」ことを重視したコミュニケーションが必要になります。
そのためにはまず目を見て話をすることが大切ですね。
きちんと話を聞いていますよというメッセージにもなりますし、目を見るのは緊張するというのであれば鼻の辺りを見るなどしてしっかり向き合いましょう。
またむやみに否定しないことも大切です。
「でも」「だけど」などと返すのではなく、「そうなんですね」と答えるなどして話しやすい雰囲気を作るようにしましょう。
「奥歯がずっと痛くて」「奥歯がずっと痛いんですね」などという風に、患者さんの言った内容をそのまま返すのも効果的です。
ただし「左のこの辺りの歯が痛い」と言いながら右側の歯を指すというような場合には間違いがないか確認しましょう。
そして笑顔も大切です。
マスクをしていても表情というのは案外伝わるものですので、鏡を見ながら笑顔が伝わるように練習してみてください。
他にも患者さんのお名前を呼ぶのも大切ですね!
それ以外にもなるべく患者さんのお名前を呼ぶようにすると良いですね。
「〇〇さんこんにちは」「〇〇さんしっかり歯磨きできてますね」「〇〇さん今日はこれで終了です」などと会話の中で名前を呼ぶことは、良好なコミュニケーションに欠かせません。
名前を呼ばれることで患者さんも「自分のことをきちんと見てくれているんだな」と感じ、信頼感も生まれやすくなるでしょう。
診療に関する話だけでなくちょっとした雑談をすることもあるのであれば、「この前お話しされていた〇〇はどうなりました?」などと尋ねるのも円滑なコミュニケーションには有効です。
患者さんとの距離を縮めて頼れる歯科衛生士を目指しましょう!
「歯科衛生士になりたいけれど患者さんとうまくコミュニケーションを取れるかどうか不安」そんな方もいらっしゃるかもしれません。
しかし普段から心がけていれば、コミュニケーションのスキルを上達させることは十分に可能です。
歯科衛生士になるには国家試験を受けることになりますが、試験の前にまずは専門学校などの養成校で3年以上学ぶ必要があります。
この学生期間中にコミュニケーションについても意識して学んでいけば、患者さんともうまくコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
もちろん歯科衛生士としての知識や技術も重要ですが、なにわ歯科衛生専門学校ならその点も問題ありません。
経験豊富な講師による指導のもとで最新の機器を使った実践的な実習を積み重ねることで、現場で即戦力となれる力が身に付きます。
ダブルライセンス制度や海外研修で歯科衛生士としての視野も広がりますし、国家試験対策や就職サポートにも力を入れています。
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