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歯周病と骨粗しょう症について

2023年12月11日

歯周病も骨粗しょう症も、どちらも聞いたことがあるという方は少なくないでしょう!

では歯周病と骨粗しょう症が関係あるということはご存知でしょうか?

一見すると全く関係のなさそうな歯周病と骨粗しょう症ですが、実は両者には密接な関係があるのです。

骨粗しょう症について

骨では常に新陳代謝が行われており、骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収が同時進行しています。

しかし様々な理由でこの代謝バランスが崩れ、骨吸収の方が骨形成よりも多くなると骨がもろくなります。

骨がもろくなると骨折のリスクが高まり、例えばくしゃみをするだけで骨折してしまうなんてこともあります。

これが骨粗しょう症です!

骨粗しょう症の原因は様々で、まずは骨を作るカルシウムやマグネシウム、カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDなどの栄養素の不足がありますね。

また効率良く骨形成を行うためには骨に適度な負荷が必要なため、運動不足も骨をもろくする原因になります。

さらにエストロゲンという女性ホルモンは骨芽細胞を活性化させますが、女性の場合エストロゲンの分泌量は閉経によって減少します。

骨粗しょう症が女性に多いのは、このエストロゲンの減少が大きく関係しています!

歯周病との関係

では骨がもろくなる骨粗しょう症と、口内の病気である歯周病とは一体どのような関係があるのでしょうか?

まず歯は歯周組織によって支えられています。

この歯周組織の一つが「歯槽骨」ですが、名前の通り、歯槽骨は骨です!

骨粗しょう症でもろくなるのは歯槽骨も例外ではなく、歯槽骨がもろくなると歯をしっかりと支えることもできなくなり、抜歯などの危険性も高まります。

またエストロゲンの減少が骨粗鬆症の原因となっているということは先ほどお話ししましたが、エストロゲンは炎症因子を抑制させる効果も持っています。

歯周病は口内の細菌が歯茎に炎症を引き起こす病気ですので、エストロゲンが減少すると炎症が悪化しやすくなってしまいます。

炎症が悪化する、つまり歯周病が悪化するということですね。

これは骨粗しょう症との直接的な関係ではないかもしれませんが、同じ原因から引き起こされるという意味では関係があると言えます。

歯科衛生士ができることは?

歯周病と骨粗しょう症のように、歯科診療では歯や口内以外の病気のことも常に意識しておかなければなりません!

歯科衛生士の心掛けとしては、例えば歯周病の患者さんが更年期以降の女性だった場合、骨粗しょう症である可能性を踏まえた対応が必要になります。

実際に骨粗しょう症であった場合には、骨粗しょう症の治療も併せて行っていくことで歯周病の治療も効果が出やすくなるでしょう。

歯科保健指導においては積極的に摂取したい栄養素や気を付けたい生活習慣など、歯周病と共に骨粗しょう症をケアするアドバイスもした方が良いですね☆

また骨粗しょう症の治療のために薬を服用しているといった場合には歯科治療に影響が出る可能性があります。

事前に十分な聞き取りや説明もしておく必要があるでしょう!

歯科衛生士には口腔ケアにおける専門的な知識や技術が必須であるのはもちろんですが、口内の病気と関係している他の病気に関してもきちんと把握していなければならないのです。

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