幅広く活躍する歯科衛生士の歴史について知ろう!!
2022年03月25日
歯科医院で働いていることが多い歯科衛生士ですが、他にも総合病院や保健所、介護施設、医療機器メーカーなどでも活躍しています。
大半の方は歯科医院で歯科衛生士のお世話になっていると思いますが、そもそも歯科衛生士とはいつどのように生まれた職業なのでしょうか。
今回は歯科衛生士の歴史について詳しくご紹介します。
始まりはアメリカ?
歯科衛生士が誕生したのは1913年のアメリカであるとされています。
日本では大正時代のことですが、歯科衛生士の存在はアメリカに留学していた岡田満という歯科医師によって、1919年に日本に伝えられています。
歯科衛生士誕生から8年後の1921年には日本でも「歯科衛生婦」の養成が始まったものの、歯科衛生婦は国家資格ではなく、現在の歯科衛生士のような専門的な業務は行っていませんでした。
当時の歯科診療は全て歯科医師が行うものでしたから、歯科衛生婦は簡単なサポート、今で言えば歯科助手のような存在だったのかもしれませんね。
日本で国家資格になったのは?
では歯科衛生婦が国家資格である歯科衛生士になったのはいつなのかというと、第二次世界大戦後の1948年です。
その前年の1947年、保健所法が改正され歯科衛生も保健所の業務に含まれるようになりました。
この頃の日本は戦争の影響で公衆衛生が悪化しており、歯科衛生も含めて国内の衛生状況を改善しようとしていたのです。
1948年に制定された歯科衛生士法によって歯科衛生士は国家資格となりましたが、今のように歯科医院で働くのではなく、保健所で虫歯予防などの公衆衛生に関する知識を広めるのが主な仕事でした。
その後歯科衛生士は歯槽膿漏予防のための歯石除去なども行うようになり、1955年には歯科診療補助が、1989年には歯科保健指導が歯科衛生士の業務に含まれるようになりました。
今から100年ほど前に日本で歯科衛生婦が誕生した当初はさほど重要ではないとされていた職業であったにも関わらず、今では歯科衛生士は歯科医療の現場に欠かせない存在となっているのです。
これからの歯科衛生士の活躍の場
初めにご紹介した通り、多くの歯科衛生士は歯科医院で働いていますが、歯科医療は日々進歩しています。
さらに高度な歯科医療が行われるようになれば、それを支える歯科衛生士の出番も今より多くなるでしょう。
また最近ではインプラントや矯正などを専門とする歯科医院も増えており、そこでも歯科衛生士が必要とされています。
介護業界においては訪問診療の需要が高まってきていますし、介護施設の中には常駐の歯科衛生士に利用者の方の口腔ケアを任せているケースもありますね。
健康に長生きするために欠かせない口腔ケアが、様々な場面で求められているのです。
さらにはホワイトニングなどの美容を目的とした審美歯科で、患者さんの口腔ケアを行う歯科衛生士もいます。
歯科衛生士の活躍の場はこれからさらに広がっていくのではないでしょうか。
口内での様々な処置など、医療行為を行う歯科衛生士は国家資格とされており、養成校での3年以上の学習を経てから国家試験に合格しなければなりません。
大阪・梅田にあるなにわ歯科衛生専門学校も歯科衛生士の養成校の一つです。
経験豊富な講師によるきめ細かい指導のもと、最新の機器を使った実践的な実習を少人数制で行うことで、現場で即戦力となれる歯科衛生士を目指せます。
歯科衛生士としての可能性を広げるべく、介護や歯科医療事務の資格取得を目指すダブルライセンス制度や、最新の歯科医療に触れられる海外研修なども実施しています。
夜間部も設けていますので、働きながら歯科衛生士を目指したい社会人の方にもぴったりですよ。
模擬試験などの国家試験対策や、学生一人一人の個性や希望を踏まえた就職サポートなどにも力を入れており、何の不安もなく歯科衛生士を目指すことに集中できます。
定期的に開催しているオープンキャンパスでは実習や授業を体験できますし、個別見学にも対応しています。
JR大阪駅や各線梅田駅から歩いて8分ほどの距離にありますので、まずは一度お越しになってみてはいかがでしょうか。
皆様と会えるのを楽しみにしています。