歯科助手と歯科衛生士の違いをご紹介します!
2021年02月24日歯科助手と歯科衛生士の違いをご紹介します!
歯科医院では、歯科医師のほかに歯科衛生士や歯科助手も働いています。
実際に歯科医院で歯の治療やクリーニングをしたことがある方は、これらの職種の人たちと関わっている可能性が高いです。
ですが、「歯科衛生士と歯科助手の違いがよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、歯科衛生士と歯科助手の違いをご紹介したいと思います。
歯科助手の資格と仕事は?
歯科衛生士と歯科助手の大きな違いは、「資格の有無」です。
歯科衛生士は「口腔ケアの専門家」という位置付けの国家資格であるのに対し、歯科助手は資格が必須というわけではありません。
つまり、歯科助手は資格が持っていない人でも働ける職業であると言えます。
歯科助手の仕事内容は、医療行為を伴わない範囲での歯科医師の補助です。
具体的には、治療で使う器具の準備や片付け、洗浄や滅菌処理といった仕事が挙げられます。
受付や予約管理といった医療行為ではない業務も担当するとともに、カルテの作成や診療報酬の計算、会計業務などを任せられるケースもあるので、歯科医療に関する幅広い知識が求められます。
また、職場の清掃や整理整頓をおこなうのも、歯科助手の大切な役割です。
歯科医師や歯科衛生士がスムーズに仕事を進められる環境を整えたり、患者さんに気持ちよく診察や治療を受けてもらったりすることにつながるので、きめ細かい配慮が求められます。
これらから、歯科助手は。歯科医療の現場で歯科医師や歯科衛生士のアシスタントをおこなうとともに、幅広い雑務を担当する仕事だと言えます。
歯科衛生士の資格と仕事は?
先ほどお話ししたように、歯科衛生士は国家資格が必要な職業です。
歯科助手とは違い、国に認められなければ働けない仕事なので、より専門性の高い役割を担っています。
歯科衛生士に任せられている仕事には、次の3つがあります。
・歯科診療補助
・歯科予防処置
・歯科保健指導
歯科診療補助は、歯科医師がおこなう診療をサポートする仕事です。
患者さんの負担を抑えてスムーズに診療を進めるために、歯科医師とうまく連携して仕事を進めます。
歯科予防処置は、患者さんの口の中を確認して、必要に応じて器具を使って歯の汚れを落とします。
虫歯を予防するためにフッ素を塗布することもあります。
歯科保健指導は、地域で暮らす方々が虫歯や歯周病にならないように、歯や歯茎のケア方法を指導・支援することです。
必要に応じて職場を離れ、幼稚園や介護施設などで指導する場合もあります。
このように、歯科衛生士には、高度な知識や技術をもとに専門的なケアや指導をおこなうという特徴があります。
同じ職場で働いていても、歯科衛生士と歯科助手では持っている知識や技術、それらを発揮する場面が違うので、それぞれの違いをよく知っておくことが大切です。
ただし、歯科助手は歯科衛生士の仕事ができませんが、反対に歯科衛生士は歯科助手の仕事ができます。
そのため、歯科医院によっては歯科衛生士が歯科助手も兼任するケースがあります。
受診したときに、「会計や清掃をしている人が歯科衛生士だった」ということがあるかもしれませんね。
資格取得を考えている人はぜひ参考にしてください
このように、国家資格である歯科衛生士とそうでない歯科助手には、大きな違いがあります。
そんな歯科衛生士の国家資格ですが、国家試験を受験するためには養成校での3年以上の学習が必要です。
養成校には専門学校、短大、大学などがあり、大阪の梅田にある「なにわ歯科衛生専門学校」もそのひとつです。
本校は経験豊富な講師による少人数制で、最新の機器を使った実践的な実習を数多くおこなっています。
模擬試験などの国家試験対策も徹底していますし、資格取得後の就職に関しても学生1人ひとりをしっかりとサポートします!
ダブルライセンス制度や海外研修など、幅広い視野を身に付ける制度も取り入れているので、歯科衛生士としてのキャリアを歩むうえで大きな力になるでしょう。
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