小児歯科で子どもたちの歯を守ろう!
2022年11月14日
病院に小児科があるように、歯科にも小児歯科があります。
ただ小児歯科といっても「子ども専門の歯科」程度の認識しかない方も少なくないのではないでしょうか。
確かに小児歯科は子どもを専門に診療を行う歯科ですので間違いではありませんが、実は意外と奥深いものなのです。
今回は子どもたちの歯を守る小児歯科について、詳しくご紹介しましょう。
小児歯科は何歳からが対象?
まず小児歯科とは何歳の子どもを対象にしているのでしょうか。
実ははっきりとした決まりがあるわけではなく、各歯科医院で対象年齢は異なります。
乳歯が生え始めてから中学生ぐらいまでとする医院が多いようですが、中には高校生くらいまで診ているというところもありますね。
子どもを専門に診療する小児歯科でも、基本的には一般歯科と同じような診療を行っています。
ただ子どもの歯は大人の歯と比べて柔らかく、虫歯の進行も早ことに加え、虫歯の痛みも感じにくい傾向にありますので、注意が必要です。
また乳歯から永久歯への生え変わりもありますので、それも踏まえての治療が求められます。
小児歯科で行う治療は?
では具体的に小児歯科ではどんな治療を行っているのかというと、虫歯のチェックや治療、歯並びの確認、歯磨き指導などです。
子どもの虫歯は見つかりにくいうえに進行が早いため、こまめなチェックが必要です。
虫歯になっても乳歯ならどうせ生え変わるし構わないか…なんてお思いの親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、乳歯の虫歯を放置すれば永久歯の形成不全や変色に繋がる可能性があります。
定期的にチェックして虫歯があった場合は早急に治療しましょう。
虫歯の治療は大人同様、削ってから銀歯をかぶせたり詰め物をしたりします。
また歯並びが悪いと見た目はもちろん、虫歯になりやすくなったり、噛み合わせのズレから全身のバランスが悪くなったりと、様々な悪影響を及ぼします。
そうならないよう歯並びも定期的にチェックし、必要であれば早めに矯正することも大事です。
さらに小児歯科は一般歯科よりも虫歯予防に力を入れています。
それぞれの患者さんに合わせた歯の磨き方を指導したり、フッ素の塗布やシーラントが行われることも多いですね。
子どもの歯を守るために大切なこと
子どもの歯を守るために定期的に歯科検診を受けることは欠かませんが、それ以外にも大切なことがあります。
まずは乳歯のうちから虫歯にならないようセルフケアを習慣づけることです。
歯ブラシを使った歯磨きに加え、フロスを使って細部までしっかり磨いてあげましょう。
フロスを上手く扱えない時は、歯科医院で歯科衛生士に相談すると良いですね。
歯磨きの際にフッ素が含まれるジェルなどを使うのもおすすめです。
おやつにはしっかり噛めるおせんべいや、キシリトール配合のタブレットなども上手く取り入れましょう。
また虫歯を引き起こすミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口内にはいませんが、周囲の大人とスプーンを共有するなどして感染します。
赤ちゃんにミュータンス菌をうつさないよう、周囲の大人が気を付けることも子どもの歯を守るためには大切です。
子どものためにもご家族皆でしっかり歯をケアしたいものですね。
子どもの歯をケアする上で大切なフッ素の塗布や歯磨き指導は、口腔ケアの専門家である歯科衛生士の仕事です。
歯科衛生士は国家資格であり、国の定める養成校での3年以上の学習が義務付けられています。
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