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学費の安い夜間の歯科衛生士専門学校

2020年07月27日

 

歯科助手として働いていたり、全く違う仕事だけど転職を考えていたりして、資格の必要な歯科衛生士の道に進みたいと思う人もいるでしょう。ただ、国家資格のため簡単には取れず、専門学校などに3年以上通って試験に受からなくてはいけません。働いていると、昼間の授業時間と学費がネックになるもの。そこでここでは、昼間に仕事をしながら資格が取れる、歯科衛生士専門学校の夜間部について解説します。

 

昼間部と夜間部の学費の違い

歯科衛生士専門学校の昼間部と夜間部の違いの一つは、学費です。関西のある専門学校の昼間部では、入学金や学費に、教育充実費、施設費、同総会費を入れて、1年目で100万円以上の費用がかかります。これに、白衣や教材費、教科書代などの諸経費のほか、海外研修費もかかり、卒業までの3年間を通すと350万円を超えてしまいます。こうなると、どうしても費用面でためらってしまうもの。昼間に授業がみっちり入っているということもあって、働きながら学費をまかなうこともままなりません。

ところが、夜間部ならこの費用を抑えることができます。上と同じ専門学校の夜間部なら、同じく入学金や学費などで1年目で90万円になり、雑費を入れても3年間で290万円あまりになります。昼間部との3年間の差は、60万円近く。入学金が半分の費用ですみ、学費や教育充実費も昼間部より低くなっています。また夜間部では、30万円近くかかる海外研修費がなくなっているのも大きいです。普段仕事をしていると、なかなか海外に行っている時間も余裕もないでしょう。その点、この費用がかからなくてすむのは、社会人学生にとってうれしいポイントです。

学費が安いと、そのぶん教育の質が下がってしまうのではと心配になるでしょうが、講師や授業内容、設備などに大きな違いがあるわけではありません。平日夕方から3時間などの短い時間で、内容の濃い授業を行ってくれるので、教育体制はしっかりしています。

 

奨学金・学生ローンについて

社会人になって間もない場合などで給与や貯金が少なく、3年間の学費を用意するのが難しい人は、奨学金制度や学生ローンを利用する手もあります。

まず、日本学生支援機構の奨学金が挙げられます。同機構のホームページで、大学なども合わせた利用学生はおよそ2.6人に1人と発表されているほど、この奨学金はメジャーなものです。社会人学生は4月申し込みで、無利息と利子付きの2種類の貸与型があります。ただ、無利息は経済的困窮度などの条件が厳しいので、社会人学生が受けるには現実的ではなく、多くが利子付きで申し込むことになります。利息の上限は3%以内ですが、実際は他のローンに比べてとても低く設定されていて、安心度も高め。利子付きでは月額2万円から12万円まで貸与してもらえます。

国や民間の学生ローンもあります。国の教育ローンでは、年1.76%の利子固定型で、1人350万円まで貸与してもらえます。申し込みは原則、学生の保護者が対象ですが、安定した収入がある社会人学生本人でも申し込める場合があります。ただ、世帯年収の所得制限が、給与所得者で790万円と決まっているので、世帯で収入が多い場合は要注意です。ほかに、専門学校と提携している民間の学資ローンもあります。

専門学校によっては、成績優秀者への特待生制度や、医療系の国家資格保有者への入学金免除などの支援制度を、夜間部にも打ち出しているところもあります。もし条件に当てはまれば、3年間の出費を大きく削減できることに。昼間部より安いとはいっても、数百万円単位の学費がかかるものです。事前に学費をよく調べて、安心して通学できるようにしましょう。

 

夜間部はこんな人におすすめ

歯科衛生士専門学校の夜間部では、昼間部の学生が授業を終えた夕方以降の時間を授業にあて、昼間部よりも安い学費で、歯科衛生士の資格を目指すことができます。そのため、日中は仕事があって通学できない人や、昼間部よりも少ない時間で勉強したい人、学費をできるだけ抑えたい人に向いています。

夜間部には、年齢も環境もさまざまな学生が通っています。そのため、違った業種で働いていたり、結婚して家庭を持っていたりと、普段は関わりのない人と親しくなれることもあります。幅広い人と交流を持つことは、自分の幅を広げるのに役に立つもの。知識や考え方が豊かになり、それが今後の人生に生きてくることがあります。夜間部の人は昼間も違うことをしているのに勉強もしなくてはいけないので、忙しさに追われていることが多いです。ただそのぶん、日常にのんびりと流されることなく、限られた時間を濃密に使うことができます。

夜の時間を効率的に使えて費用が安くすむだけでなく、多彩な人間関係が築けるのも、夜間部ならではのメリット。歯科助手からステップアップしたい人や、他の仕事をしていて歯科衛生士がいいなと思っている人、費用がネックになって悩んでいる人は、歯科衛生士専門学校の夜間部を検討してみましょう。

 

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