口腔ケアで健康に!
2023年05月17日
口腔ケアというと歯磨きを思い浮かべる方が多いと思いますが、それ以外にも様々なケアがあります。
そしてその口腔ケアの専門家とされているのが歯科衛生士です。
歯科衛生士というプロによるケアと、日常的に行うセルフケアによって、口腔ケアは完成します。
ではその口腔ケアについて、詳しくご紹介しましょう。
口腔ケアとは?
そもそも口腔ケアとは何なのでしょうか。
簡単に言えば口腔、つまり口の中を清潔な状態にするためのケアを指します。
口腔ケアには「器質的口腔ケア」と「機能的口腔ケア」があり、器質的口腔ケアは口内を清潔にするための様々なケア、具体的には歯磨きやうがい、舌や歯茎の清掃、義歯の洗浄などですね。
機能的口腔ケアは口腔機能を維持したり、衰えた機能を回復するためのケア、具体的にはトレーニングやリハビリ、マッサージなどです。
適切な口腔ケアを行うことは虫歯や歯周病などの病気の予防に繋がりますし、口腔機能を維持できれば年を重ねてからも食事や会話における不安を減らせます。
また歯周病は糖尿病や脳梗塞などとも大きく関係していると言われていますので、口腔ケアは全身の健康にも欠かせないものであると言って良いでしょう。
口腔ケアのポイントとメリット
ただ特に高齢の方の中には、口腔ケアを億劫に感じてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし歯磨きなどのケアを自身で行えば、手の運動機能を維持するためのトレーニングも兼ねられます。
もちろん病気などで思うように体を動かせないなどといった場合には、介護者の方にお願いすることになるでしょう。
それでもできる範囲は自分でケアするようにすれば、口内環境と共に全身の健康も向上させられます。
歯ブラシやデンタルフロスなど必要なケア用品を手元に準備し、短時間でスムーズにケアを済ませれば負担も少なくて済みますね。
ケア中に顎を上げ過ぎると水などを誤嚥する恐れがありますので、うつむき気味にケアすることも大事です。
ベッドから出られない場合も、少なくとも体を30度以上起こし、枕などを使いながらあごを引くようにしてケアすると良いでしょう。
先程もご紹介した通り、口腔ケアを行って口内を清潔にすることで虫歯や歯周病の予防はもちろん、全身の健康にも繋がります。
健康な歯や噛む力を維持できれば食事や会話も楽しめて精神面でもプラスになりますし、十分な栄養も補給できます。
また口内環境が良くなれば感染症にかかりづらくなりますし、噛むことによる刺激が認知症予防に繋がるとも言われています。
口腔ケアは単に口内だけにとどまらず、心身に多くのメリットをもたらしてくれるのです。
口腔ケアで健康に過ごしましょう!
口腔ケアが重要であることはお分かりいただけたと思いますが、歯や口内の状態、生活環境などは人それぞれ異なります。
どうやってケアするのが自分に合っているのか分からないという時には、歯科衛生士に相談しましょう。
歯科衛生士の業務の一つが「歯科保健指導」です。
歯科保健指導とはそれぞれの患者さんの状態に合わせて歯の磨き方や食事の摂り方などを指導するものですので、適切な口腔ケアの方法が分からない時にはぜひ歯科衛生士に相談してみてください。
また指導してもらったセルフケアを実施するとともに、定期的に歯科医院を訪れて検診を受ける他、歯垢や歯石の除去なども行っておくと良いですね。
健康に過ごすためにも、しっかりと口腔ケアを行っていきましょう。
口腔ケアの専門家である歯科衛生士は国家資格とされています。
国家試験を受ける前に専門学校などの養成校で3年以上学ぶ必要もあります。
JR大阪駅や各線梅田駅から徒歩8分の場所にあるなにわ歯科衛生専門学校も、歯科衛生士の養成校の一つです。
最新の機器を使い、学生同士で歯科衛生士役と患者役とを交互に務めながら行う実践的な実習などを通し、現場で即戦力となれる歯科衛生士を目指せます。
ダブルライセンス制度や海外研修も取り入れていますし、国家試験対策や就職サポートも万全です。
夜間部もございますので、仕事と学習の両立も可能です。
定期的にオープンキャンパスも改正していますし、個別見学もできますよ。
歯科衛生士を目指すなら、なにわ歯科衛生専門学校で頑張ってみませんか?