乳歯を大切に!!
2023年06月21日
初めて生える歯である乳歯は、いずれ永久歯へと生え変わります。
しかしだからといって「どうせ抜けるんだから乳歯はケアしなくても問題ない」なんてことはありません。
いずれ抜けてしまうのは間違いありませんが、乳歯も大切にしなければならないのです。
乳歯とは一体どういう存在なのでしょうか。
乳歯の生え変わり時期と仕組み
乳歯は早ければ生後6か月頃から生え始め、2歳~3歳を迎える頃には20本全ての乳歯が生え揃います。
永久歯への生え変わりが始まるのは5歳半~6歳と言われていますが、中には7歳になってから生え変わりが始まる子もいますので、多少遅くとも心配し過ぎる必要はありません。
ただどうしても気になるようであれば歯科医師に相談すると良いですね。
8歳になる頃に生え変わりは一旦落ち着き、そこから1年半~2年ほどすると生え変わりが再開し、10~12歳になると全て永久歯になります。
歯が生え変わる際は乳歯の下にある永久歯が徐々に成長して永久歯の根ができていくのに対し、乳歯の根は溶けていきます。
乳歯の根が完全に溶けると乳歯が抜け、その下にある永久歯へと生え変わります。
乳歯は20本ですが永久歯は親知らずも含めると32本ありますので、乳歯がなかった場所から生えてくる永久歯もあります。
乳歯の特徴と役割
乳歯は永久歯よりも柔らかく色も白いのが特徴です。
乳歯が生えると食べ物を噛んで食べられるようになるはもちろんですが、それ以外にも乳歯は「発音をしやすくする」「表情を作りやすくする」「顔の形を整える」「体のバランスを取りやすくする」などの役割も持っています。
また噛むことは脳への刺激になりますので、脳を活性化させるのも乳歯の役割と言えるでしょう。
さらに乳歯は永久歯が生える際の目印にもなります。
もし乳歯が虫歯になっていると下から生えてくるはずの永久歯が別の場所から生えてきてしまったり、歯並びや噛み合わせがおかしくなる恐れがあります。
そのため乳歯が虫歯になってしまった場合には早急に治療する必要があります。
近年はあごが小さい子どもも多く、全ての永久歯が収まりきらないなんてことも珍しくありません。
離乳食の頃から発育に応じた歯ごたえのあるものを食べさせ、あごの骨の発達を促してあげるのも大事です。
永久歯を問題なく生え揃わせるための準備をするというのも、乳歯の役割と言って良いですね。
乳歯の虫歯予防
乳歯の虫歯を放置するのは良くないというのは先ほどお話ししましたが、柔らかい乳歯は虫歯になりやすいため、日頃から十分に注意しなければなりません。
虫歯の進行が早く、それでいて痛みも起こりにくいというのも乳歯の特徴ですので、2~3か月に1度は定期検診に行きましょう。
また1歳半~3歳の頃は、口移しや家族が口にしたスプーンをそのまま共有するなどして虫歯の原因となる菌が移りやすい時期です。
乳歯が虫歯にならないよう、しっかりケアしてあげてください。
「適切なケアの方法が分からない」「上手くケアできない」などのお悩みがあれば、定期健診の際に歯科衛生士に相談しましょう。
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