歯磨き粉の歴史について

歯磨きをする際に使われる歯磨き粉ですが、いつ頃どのように使われ始めたのか、皆様はご存知でしょうか。
今では多くの人が当たり前のように使っている歯磨き粉、その歴史を詳しく見ていきましょう。
人類最古の歯磨き粉は?
人類最古の歯磨き粉は紀元前の古代エジプトのものであると考えられています。
当時の医学書の記載によると、粘土や蜂蜜、乳香などを混ぜ合わせペースト状にしたものを歯磨き粉として使っていたようですね。
また4世紀頃のエジプトではミントや食塩など、解毒や殺菌といった効果を持つものが用いられた粉末状の歯磨き粉が使われていました。
口腔ケアは歯ブラシやフロスなどがあればできますが、歯磨き粉を使うことでさらに高い効果を得ようと当時の人々も考えたのでしょう。
他の国を見てみると、例えば古代ローマでは尿をホワイトニング効果のある歯磨き粉として使っていたと言われています。
尿を使うというのは現代では考えられないことですが、尿には漂白効果のあるアンモニアが含まれますので、完全な間違いというわけでもなさそうです。
さらにアメリカで歯磨き粉が使われ始めたのは18世紀頃と言われていますが、広く普及するようになったのは19世紀になってからですね。
当時のアメリカの歯磨き粉は焦げたパンやミョウバン、シナモンなどを混ぜたものが使われており、木炭やチョークの粉などを使って自作することも多かったようです。
日本最古の歯磨き粉は江戸時代
では日本ではいつ頃から歯磨き粉が使われるようになったのでしょうか。
記録によると1625年に販売されたのが日本で最も古い歯磨き粉で、漂白や口臭抑制の効果がある漢方薬を研磨剤に混ぜたものだったようです。
歯磨き粉が登場するまでは塩などで代用していたと言われていますね。
様々な歯磨き粉がある現代から見ると、昔の歯磨き粉はおかしなものが使われていたようにも思えますが、例えば塩には消毒や殺菌効果がありますし、エジプトの歯磨き粉に使われていた蜂蜜には虫歯菌の活動を抑える効果があります。
現代からすると奇妙でも、昔の歯磨き粉も十分「口内を衛生的に保つ」という理にかなったものだったのです。
歯磨き粉がもたらす効果
では現代の歯磨き粉は、使用することでどのような効果が得られるのでしょうか。
歯磨きをするのは虫歯や歯周病の原因となる歯垢を落とすためですが、歯磨き粉を使うことで歯垢がより落としやすくなります。
また歯磨き粉を使って歯磨きをした方が新たな歯垢も付着しづらくなりますね。
歯磨き粉は口臭や着色汚れの除去効果も期待できますし、フッ素配合のものなら溶けた歯を修復する再石灰化も促進できます。
他にも様々な効果のある歯磨き粉が販売されていますので、ご自身に合ったものをぜひ探してみてください。
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